情報処理学会 インタラクション2016

本稿は，遠隔地の風をさりげなく感じるための風鈴型インタフェースを提案する．風によって揺れる「舌」と呼ばれる部分の動きをセンシングし，遠隔地にある別の風鈴によってその動きを再現する．センシング，及び動きの再現には永久磁石とソレノイドを用いる．この風鈴を通して離れた場所の風を再現することで，使用者が涼しさや情緒を感じることが期待される．本稿では，システムの基本設計と実装，及び今度の展望について述べる．