情報処理学会 インタラクション2018

文献情報

タイトル
知識ゴミは知的資源となり得るか? ~棄却文章断片の活用環境構築に向けて~
著者
  • 生田 泰章(北陸先端大)
  • 高島 健太郎(北陸先端大)
  • 西本 一志(北陸先端大)
アブストラクト
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これまで,知識を効率的に活用する研究が数多くなされてきた.これらの研究が対象とする知識は,有用であるという判断のもとで形式化された知識である.一方,これらの知識が創造される過程では試行錯誤が行われることが一般的であり,この過程において不用と判断された知識断片は知識ゴミとして棄却され,活用対象としてみなされない.しかしながら,知識ゴミは,ある知識の創造において不用と判断されただけであり,その他の知識創造においても一律に不用と判断されるのは適切でない.筆者らはこれまで,知識ゴミの活用可能性に着目し,文章作成過程において知識ゴミとして棄却された文章断片(棄却文章断片)を活用すべく研究を行ってきた.具体的には,棄却文章断片を活用可能性の高いもの(R-DTF)と低いもの(F-DTF)とで分別収集可能な文章作成支援システムText ComposTerを開発した.本稿では,Text ComposTerで収集したR-DTFが新たな文章作成において実際に活用されるかどうかを検証し,その検証結果を踏まえて棄却文章断片を知的資源として活用するための環境構築について検討する.

雑誌名
インタラクション2018論文集
© 情報処理学会 2018
論文ID
1B56
ページ
399-404
発行日
2018年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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