情報処理学会 インタラクション2018

文献情報

タイトル
とびとび:大縄跳び訓練ゲームの開発及びマイクロコズミックアプローチによる評価
著者
  • 新井 恒陽(日大)
  • 高澤 有以子(イリノイ大)
  • 粟飯原 萌(日大)
  • 古市 昌一(日大)
アブストラクト
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我が国では2007年に出生率が過去最低の1.26となった後2016年は1.44と改善の兆しがあるが,少子高齢化は社会問題となっている.そのため,一人っ子の増加等の影響により屋外で兄弟姉妹または友人同士で遊ぶ機会が減少し,子ども達が協調性を醸成する場の欠如が懸念されている.更に,保健体育等の授業においては楽しさを感じられる授業の実現が必要不可欠であると認識されているにも関わらず,授業中のネガティブな体験によりそれが苦手になる場合も多い.そこで,本研究では大縄跳びを仮想空間上で行うシリアスゲームを開発し,「協調性向上」と「エンタテインメントとしての運動能力向上」を実現した.本稿では,子どもの協調性の向上を実現する要素を数多く組み込んだ「とびとび」の概要を示すとともに,技術と情報と人とのインタラクションから構成される社会システムの評価に適すると考えられるマイクロコズミックアプローチによる評価結果について述べる.

雑誌名
インタラクション2018論文集
© 情報処理学会 2018
論文ID
3C67
ページ
1118-1122
発行日
2018年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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