情報処理学会 インタラクション2021

文献情報

タイトル
視線を用いた1次元ポインティングにおける1次サッカードエラー率のモデル化
著者
  • 島田 雄輝(明治大)
  • 薄羽 大樹(明治大)
  • 宮下 芳明(明治大)
アブストラクト
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視線を用いたポインティングでは,特に小さいターゲットを狙うときに1次のみのサッカードでは到達できず,2次以上のサッカードが発生する.2次以上のサッカードの発生は操作時間を増加させるため,高速な選択を行いたい場合,1次サッカードのみでターゲットに到達できることが望ましい.本研究では,1次サッカードエラー率のモデル化を行う.提案モデルは,ターゲットまでの距離とターゲットの大きさをもとに,1次サッカードの終点分布の正規性と,標準偏差,平均の変動の傾向から,1次サッカードエラー率を予測する.1次元のポインティングタスクによる実験データに対し,提案モデルは高い適合度および,交差検証の結果,低い平均絶対誤差を示した.また,提案モデルを用いて,既存のGUIにおける1次サッカードエラー率を予測し,修正例を示した.

雑誌名
インタラクション2021論文集
© 情報処理学会 2021
論文ID
INT21004
ページ
31-40
発行日
2021年3月1日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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