特別講演

栗原一貴 × 塚田浩二 × 中村裕美 × 宮下芳明

イグノーベル賞 受賞者対談

【概要】
2012年にイグノーベル賞「音響賞」を受賞した栗原一貴氏と塚田浩二氏、そして2023年にイグノーベル賞「栄養学賞」を受賞した宮下芳明氏と中村裕美氏をお呼びして、受賞研究の紹介、イグノーベル賞を受賞するような面白い研究アイデアの出し方や研究の進め方、そして今とこれからの研究などについて、対談形式で語っていただきます。

【講演者紹介】
栗原一貴(津田塾大学)
2007年東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻博士課程修了。PhD。独立行政法人産業技術総合研究所研究員に就任。2013年より同、主任研究員。2014年より津田塾大学学芸学部情報科学科准教授、2019年より同、教授。2018年よりクーリード株式会社CTO。2019年米ワシントン大学客員研究員。2012年イグノーベル賞、MashupAwards2016最優秀賞、2017年情報処理学会論文賞、 第12回・第18回日本ソフトウェア科学会論文賞等受賞。情報処理学会、日本ソフトウェア科学会各会員。著書に「消極性デザイン宣言」がある。

塚田浩二(はこだて未来大学)
2005 年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。産業技術総合研究所、お茶の水女子大学、科学技術振興機構さきがけ研究員を経て、2013年より公立はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科准教授。2023年より同教授。日用品インタフェース、マテリアルインタラクション等の研究に従事。2012 年イグノーベル賞(音響学)受賞。

中村裕美(東京大学)
2009年日本大学芸術学部音楽学科情報音楽コース卒。2014年明治大学大学院博士後期課程修了、博士(工学)。同年より日本学術振興会 特別研究員-PD。2017年より産業技術総合研究所情報技術研究部門産総研特別研究員を経て2019年10月より東京大学大学院情報学環特任助教、2020年4月より同大学特任准教授、現在に至る。電気味覚を用いた食メディアの開発や、視聴覚メディアの創作に関する研究、人間拡張技術に関する研究に従事。2010年度未踏IT人材発掘・育成事業スーパークリエータ、第20回メディア芸術祭エンタテインメント部門優秀賞、2023年イグノーベル賞等受賞(宮下芳明氏と共著)。

宮下芳明(明治大学)
イタリア・フィレンツェ生まれ。千葉大学工学部にて画像工学、富山大学大学院教育学研究科にて音楽教育を専攻。北陸先端科学技術大学院大学にて博士号(知識科学)を取得、優秀修了者賞受賞。2007年度より明治大学理工学部に着任。2013年度より総合数理学部先端メディアサイエンス学科に移籍、現在に至る。インタラクション2012プログラム委員長、エンタテインメントコンピューティング2014実行委員長、インタラクション2017大会委員長。2023年 情報処理学会 情報環境領域 功績賞を受賞。2020年 総務省「異能vation」に採択、「味わうテレビTTTV(Taste the TV)」を開発。これまで提唱していた「味覚メディア」「テレテイスト」「テレイート」を具現化した。2021年 第24回文化庁メディア芸術祭で「味覚メディアの夜明け」が審査委員会推薦作品に選出。デジタルコンテンツEXPO2021でInnovative Technologies 2021 Special Prizeを受賞。電気の力で減塩食の塩味を増強するスプーンやお椀「エレキソルト」をキリンホールディングスと共同開発、Innovative Technologies2022を受賞。2024年 内閣府「日本オープンイノベーション大賞」日本学術会議会長賞を受賞。また、NTTドコモ、H2Lの共同研究で人間拡張基盤と連携した味覚共有技術「フィールテック」を開発、綾瀬はるかさんを起用したテレビCMなどで話題になっている。2023年、中村裕美氏とともにイグ・ノーベル賞(栄養学)を受賞。